はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

見晴らし珈琲

先日TZRで出掛けた時のはなしです。

お気に入りの旧い街道を走っていると、景色の良い所が。

いつも気になっていて、この土地欲しいなぁ、なんて思っていた場所です。

 

まだ珈琲を飲むには早い時間ではあったのですが、クマザサをかき分け登ってみました。

 

いい天気です。

以前は杉林だったのですが、何年か前に伐採されて見晴らしがよくなっています。

 

道を挟んだ向こう側は、きれいな箱庭のよう。

 

そこからワインディングを選んで走ること3時間。

このルート上は途中いい場所は無く、唯一知っている農場跡地のような場所に行ってみたら、なにやら工事が始まっていました。

この先もいい場所は無いのは分かっていたし、時間も遅かったので、仕方なく道端でコーヒーを作ります。

ちょっと見晴らし感はいまいちですが、いい景色。


この場所に、太陽光発電が並ぶ姿は見たくないなぁ。。。

香嵐渓に行ってきました

3連休の初日、香嵐渓にバイクで行ってきました。

香嵐渓は中部地区を代表する紅葉の名所です。

渓流沿いの4千本のモミジが真っ赤に染まってそれはそれは美しいのです。

 

ずっと昔に来た時には、こんな屋台なんかなかったなぁ。。。

 

やはり外人さんが多いですね。

渡航規制のおかげで中国からの来訪客は少なく、意外とムスリムの人たちが多かった気がします。

 

川沿いに歩いて行くと、いろんな食べ物屋が出来ていました。

仮設っぽかったので、この時期だけなのかな。

ジージー工房」のフランクはジューシーでパリッとしていておいしい。お勧めです。

 

足助町は古い町並みが残っていて(重要伝統的建造物群保存地区)、紅葉の季節以外でここを訪れることが多かったです。

昼飯時を過ぎていたので、「参州楼」でご飯を食べました。

ビュッフェランチははサラダと総菜が食べ放題、飲み物も飲み放題で1600円。

二四豚の熟成肉の味噌焼です。

とんてきが食べたかったけど、ツレが頼んだのでこちらに。

甘い味噌カツのタレがかかっていて、ちょっと苦手な味わいでした。。。

 

昼前に着いたのに、のんびり過ごしていたら15時前。

 

陽がだいぶ傾いてきました。

高揚は逆光で見る方が好きです。

 

道の駅で休憩。

もっと走るつもりだったのですが、香嵐渓でまったりしてしまって、もう夕暮れ時。

今の時期は陽が暮れるのが早いのであまり走れませんね。。。

夜まで待てばライトアップが見れるのですが、寒いので帰ります。

オレンジ色のライトで照らすので、紅葉してなくてもとてもきれいです。。。

 

本日の見晴らし珈琲

このところ土日に限って天気が悪くてなかなか出歩けませんが、、、

隙を見ていつもの林道に行ってきました。

いつもの指定席で一服して帰るつもりだったのですが、最近行ってないのでどんな状況になっているか・・・

この時期ススキがぼうぼうになってる可能性が高く、出発時間が遅かったので、ダメだった時に他を探す余裕もないだろうし、この日は途中の道端で景色の良い所があるので、誰も通らないだろうし、ここで一服することにしました。

 

写真で見るといま一つですが、実際にこの場では下の写真のように見えています。

 

陽が暮れると急に寒くなってくるので、早々に引き揚げます。

 

いつもの場所は、、、

ススキで覆われ松の木が覆いかぶさり、少し手を入れないと使えない状態になってました・・・

次回は剪定鋏とのこぎりが必要ですね。


そうそう、気付いた方はいないかもしれませんが、バイクの色が変わりました、、、

・・・ではなく、新しく旧いバイクに乗り始めました。

KLX250(キャブ車)で、2018年に知り合いからもらってずっと放置してあったものを乗れるようにしました。

このあたり、おいおい報告します。

見晴らし珈琲ツーリング 危機一髪 崖から転落!!(自分だけ)


天気が良いので、絶景を探しにコーヒーセットを持ってKDXで出掛けました。

いつものごとく、途中で脇道に入ってしまい、結局目的地には行き着けず。。。

 

旧車ならぬ朽車(きゅうしゃ)を2台も見かけました。

最初のはホンダのN360でしょうか。

 

稀少なクルマですが、見るも無残な姿。

 

こちらは、、、なんだ??

 

ダイハツのミラでしょうか。
この頃の軽はバカっ速のがあったんですよね~

今乗ったらどんなんなんだろうか。。。

 

こうやってチビチビ寄り道しているうちに時間はどんどん過ぎ。。。

目的地からも遠ざかっていくのでした。。。

 

そして、その林道は、、、

特に走りにくくもない、よく整備された林道。

怖い道なら必ず山側を通るのですが、ここは警戒感が欠如してしまったのか、

林道に横たわった木の枝をよけて谷側に寄って行ったときのこと・・・

「あっ!?」

と、思う間もなく、バランスを崩します。

踏ん張ろうとするのですが、谷側の足は地面につかず、踏ん張ることができない

一瞬で「この場所なら大丈夫」との認識もあり、無理に頑張ろうとはせず、早々にあきらめ転倒。

「あっちゃー・・・」
と思いながら、いつものように立つつもりが、なんと地面が無い!!

(大抵はバイクだけ倒れて、自分は立っていることが多い。バイクの下敷きにならないようにです)

そのまま谷底へ、、、というほど急でも深くもない崖で、転がった程度でよかった

 

大丈夫とは思ったものの、確かにバイクが落ちることは無いけど、けっこうな角度で倒れてますね。

 

バイクを起こそうとするのですが・・・

急斜面に立って、胸の高さくらいの位置にある120kgのバイクを持ち上げるのは至難の業。
バイクの重みに足場が耐えきれず、持ち上げる前に自分が下がっていく・・・

とても無理だということがすぐに分かりました。

 

うむむ、、、どうするか・・・

しばらく考えたのち、あることに気付きました

当たり前の簡単なことなんですが、、、

ズルズルとひきずって、バイクの向きを90度回転させました。
傷がつくのを覚悟で、心が痛みましたが仕方ない

でも道路と直角になったので、足場はしっかり確保、普通に起こせました。

 

復帰

今から考えると、なんで先に進まなかったんだろうと思いますが、そん時は何の迷いもなく来た道を戻りましたね。
なんでだろ??

怖くなったわけではないと思うのですが、バイクを起こしたあと、この向きにして停めた、それだけのような気もします。。。

 

それからあちこち絶景スポットを探して林道を走り、、、


何度も行き止まり。。。

なのに、絶景スポットは見当たらず。。。

もう陽が傾いてきたので、川のほとりでコーヒータイム

 

その後も行き止まりは続き・・・

 

はて・・・??

ここで引き返したのは、ちょっと危なそうな感じがしたからなんですが、

デカい岩があるだけで、特にそんな危険の匂いはしない。

やはり崖から落ちた(自分だけ)のがトラウマとなって尾を引いているのでしょうか。。。

 

しかし、、、なんでこけたんだろう

気が付いたらよろけていたのですが、やはり歳のせいかな。

バランス感覚が鈍ってきていることは、最近特に感じますので。

あまり考えたくはないですが、いつかバイクを降りる日が来ることを、
考えざるを得ませんか。。。

でもその前に、やらねばならないことはたくさんあるので、まだまだ頑張らないとね

英国ひとり旅 マン島TT観戦記11 第2日目 ポート・エリン ミルナーズタワー

レースが延期になってしまったので、マン島の有名な観光地ミルナーズタワー(Milner's Tower)に行くことにしました。

ちょっと遠いのですが、夜10時まで明るいのでなんとかなるでしょう。

バスに乗ってポート・エリンという街までの切符を買おうとしたら、運転手さんが一日券を勧めてくれました。

優しい・・・

 

マットの穴を塞ぐテープを購入。

超強力なゴリラテープなので、バッチリかな

 

ポートエリン行きのバスに乗って出発・

お城があります。

えらい遠浅の海。

犬が走り回ってる。

 

ポート・エリンの街に到着。

それほど大きな町ではないようです。

と、なにやら懐かしい音のバイクが走り去っていきます。

「こ、、、この音はもしや・・・」

 

3気筒のNS400Rですね。ロスマンズカラー。
まだ乗ってる人がいるんだ

 

すぐに海に出ました。

はるか遠くに目的地のタワーが見えています・・・
あそこまで行くのか

 

海沿いの遊歩道を歩いて行きます。

全然近づかないですね。。。

 

浜に降りる道があったので行ってみました。

 

これ全部、海苔ですね。。。

今、日本では不作のようですが、腐るほど(腐ってました・・・)あります。

最近では見直されているようではありますが、欧米ではあまり海藻食べないんですね。

世界では昆布が繁殖して問題になっているようです。

食えよ~

 

こじゃれたレストラン。

ここで休憩したかったのですが、休みのようでした。

 

だいぶ近づいてきました。

けっこう花が咲いています。

 

薄暗い階段を上って、屋上へ

晴れてるように見えますが、、、

 

違う方角は・・・

相変わらず曇天です。が、なにやら神々しい感じですね。

座って休憩。いつものパンをかじる

 

あらためて塔。

ここからはもう見るものもなく帰るのみです。

激走!!伊勢ツーリング2 神の口延命地蔵 倭姫の神水 登録有形文化財木村家 高麗広の金明水 剣峠

キャンプ場を出発し、仲間との合流地点の伊勢西ICを目指します。

とはいえ、集合時間はまだまだ先なので、あちこち寄り道しながら向かいます

国道42号線から外れ、くねくねの田舎道を・・・と思ったら、2車線の快走路

を、快走。

神の口延命地蔵に到着。
ただし、お地蔵さんを見に来たのではなく、水を汲みにです

無味の水で、特徴は無かったです。

 

気持ちよい道ですが、次の目的地に行くためにはこの快走路を外れて、細い細い道に入る必要があるのです。

こんな絶景もありつつ・・・

結局こういう道を行くことになるんですよね~

倭姫の神水

見た感じ沢の水のような気もしたので、気休めですが脇の湧いている風の場所で汲んでみました。
味が無い。。。

ここらの水は味が無いのか・・・

本体が沢の水なら味が違うかも、と思い、本体の方で飲んでみると・・・

「甘い・・・」

たいてい沢の水は草っぽいか土っぽいような味がするのですが・・・

もう一度脇の方で確かめてみると、、、

「甘い・・・」
何度飲んでも、甘い
所詮自分の舌なんて、そんなもんで、あてにならんもんですわ・・・

登録有形文化財「木村家住宅」。

人が住んでいるようで、中は入れません。

集合場所までの時間を調べたら、ギリギリでしたので、急いで向かったのですが、ちょっと早く着き過ぎそうなので、地元のスーパーに寄っていたら、ツーリングの幹事から電話。

「同行者が高速でカバンを落として高速を降りてしまったので、自分は仕方なく安濃SAで待っている」

との連絡あり。

うむむ、、、安濃って、まだ1時間近くかかるじゃんか。
ということは、1時間以上前に事象が起きたということで・・・
それまで連絡しなかったのは、なぜ??

まぁそれはおいといて、、、

高速でモノを落とすとややこしいので、到着まであと1.5~2時間くらいはかかるでしょう。

状況が分かったら、こまめに連絡をくれるように頼んで、自分は伊勢神宮の奥の道に行ってみることにしました。

 

内宮の駐車場で道路は終わっていると思っている方は多いと思いますが、実はその先があります。
前から行ってみたかったんですよね~

認知度は非常に低いとはいえ、自動車同士ならすれ違いは困難。

前に車がいると、ペースは落ちるだろうな、、、と覚悟していたのですが・・・

まったくの杞憂で、対向車にも一度もすれ違うことはありませんでした。

 

高麗広の金明水です。

こちらも無味でした。

 

かなり険しい道です。
そりゃあ誰も通らないわけだ・・・

 

剣峠です。
景色は視野が狭くてイマイチでしょうか

伊勢神宮を出てから途中で民家が何軒かあったのですが、ここでやっと電波が繋がりました。

幹事からのメール、「今から出ます」
うむむ、、、だから、どこに何時ごろ着くか、大体でいいので教えてって言ってるのに。。。

急いで集合場所へ向かいます。

とはいえ、戻るのはさすがに嫌だし時間もかかるので、ぐるっと回って行きます。

途中でメールを確認したら、下宮前のうどん屋に居るというので、そこで合流。

時間が無いので、ということで、下宮と伊雑宮に行って帰ったのでした。

この二日間、ほとんど一人でちょこまか走って楽しかった

ちなみに連れのカバンは、高速のサービスエリアの出口(本線との合流部分)に落ちていたのを、SAにいた人が拾ってガソリンスタンドに届けてくれていたらしい。

よかったよかった

 

英国バイク旅34 世界遺産アイアンブリッジ


グーグルナビに従って走っていたら、変なところに・・・

水道橋の先の水路に出ました。
こんなところをバイクで走れるとは、、、ラッキー!!

 

ただこの先は行き止まりでした。。。

昔はグーグルマップにはひどい所に連れて行かれたりしてとってもスリリングだったのですが、最近はそういうのは無くなったように思っていたのです

やんちゃなグーグル復活か?!

 

それから、、、なにやらまた怪しげな道に入ってきました。
こういうのは大好きなのでいいのですが、なぜ?

ボクがお勧めの道じゃなく、細い道ばかり選ぶので、AIで学習したのかグーグルマップ!!

そういえばさっきルート検索したら、「交通量が多い」とか「アップダウンが激しい」とか出てましたっけ。
時代は変わったなぁ~

とうとうダートになりました。

さすがに今これは困る。

時間があればいいのですが、今日はロンドンまで帰る日なので。

と、、、よく見たら、自転車モードになっていました。。。

なぁんだ、そうだったのか。

これまで変な道を走らされた理由が分かりました

逆に最短距離を走り、スリルを味わおうと思ったら、自転車モードにすればいいんだ。
いいことを知りましたよ

 

世界遺産アイアンブリッジ

1779年に造られた、世界初にして現存する最古の鉄橋です。

20年前に訪れた時は、朝早かったので誰もおらず、とっても静かでした。

別に鉄橋が好きなわけでもないのですが、なぜか居心地が良くて、意味もなくぶらぶらして、かなり長居をした記憶があります。

今回は、当時のような満ち足りた雰囲気はありませんでしたが、ここがバイク旅の最後の目的地だと思うとすぐには立ち去りがたく・・・
ブリッジの前のカフェで一服

珍しくみやげ物屋をブラブラして(いつも街中に居るのは陽が暮れてからなので、店は開いていない)、ヨメさんのお土産を購入。

アメックスカードを出したら、手数料が高いからこんなカードは使えるかい!! とお説教されてしまいました・・・

イギリスではアメックスはほとんど使えません。
特にマン島ではただのプラスチックですね。。。

 

帰る途中に目が合った馬たち。

バイクだから停めれますが、クルマだとこういうことは出来なくなるんですよね~

バイク旅、最後の寄り道です

 

以降はさすがにもう道草はせず、約束の21時までにロンドン近郊までたどりつきました。

バイクを返却、また知り合いのアパートに転がり込みます。

 

レンタルしてくれたTさん、ホントにホントにありがとう

Zepher750くんもよく走ってくれました。

この一週間、寒かったけど、美しい景色も見れて、すばらしく、貴重な経験の連続でした。

明日からはクルマで行動ですが、おそらくこれほどまでの心に刻まれるような旅にはならない気がします。

またいつか英国をバイクで走ろう
定年で会社を辞めたらかな
定年が逃げ水のようにどんどん延びそうで、いつになるか分かりませんが、、、

きっと・・・  いや、絶対に!!

 

もし英国をバイクで走りたい方、いらっしゃいましたら、今回バイクレンタルしてくれたTさん紹介いたします。

コメント欄にその旨を記載ください。

まだ事業としては準備段階ですが、対応はしていただけるとのことです。

ホームページ等も順次準備していくそうです。

本格的なレンタル業者と比べると車種は限られ、ピカピカの車輛ではないですが、日本人限定で市場より格段に安いのと、お友達感覚で親身になって対応してもらえるので、とても安心です

よろしければどうぞ

 

この後、クルマをレンタルしてマン島へ、最も危険な行動レース、マン島TTを観に行きます。

まだまだ続きますので、よろしく~

英国バイク旅33 A542 ポンと傘捨て水道橋


世界遺産のポントカサステ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)を目指し、チェスターの横をかすめ、街中を通らないように細い道を走ります。

A542を走りながら、朝ごはんを食べる場所を物色、脇道に入って山を登る。
羊と一緒に食事です

 

ちょっと走ると、なんか期待できそうな風景が!!

峠の頂上らしきところに駐車場。

バイクがたくさんいます。

 

あとで聞いたら、ライダーの間ではけっこう名の知れた場所だそうです。

目印「Ponderosa Cafe」がある場所です。

少し歩くといいのかもしれませんが、駐車場からだと丘が見えるだけで、むちゃきれいという訳では無かった気がします。

すぐに出発しました。

少し走った先の方が、見晴らしはよいです。

ただもう慣れてしまったのか、それとも湖水地方の原始的風景に比べると穏やかだからか、ちょっと前ならすごく感動したと思うんですけどね。。。

イギリス人なんかも、もうありふれたどうでもいい風景になってるんだと思うんですが、悲しいことに、それに少し近づいたのかもしれません、、、

 

世界遺産「ポントカサステ水道橋と水路」は、石炭を運ぶ船を通すために1805年に作られた橋です。

全長300m高さ38m。よくもまぁ、こんなもの造りましたね・・・

 

船の駅があります。

水路の横を歩いて渡れるみたい。

行って見ましょう。

 

向こうからなんか来るぞ、と思っていたら、船がやってきました

うむむ、、、200年も前にこんなもの造るなんて、おそるべし大英帝国

けっこうな高さがあります。

なんか、あまりにも気持ちよくて、すっかり長居をしてしまいました

英国バイク旅32 アンフィールド ジョージハリスン生家 ペニー・レーン ストロベリー・フィールド ジョンレノンの家 ポールマッカートニーの家 ジョージハリスンの家


さて、バイクで英国を巡る旅も今日が最終日。

本日21時までにロンドン近郊でバイクを返却します。

できるだけ高速は避けたいし、狭い幅の片側1車線の道をガンガンに飛ばしまくる車にあおられながら走るのも嫌だし、のんびりと田舎道を走るために、朝早く出発します。

ただ、ロンドンに向かう前に、リバプールではやるべきことが

それでわざわざリバプールに宿を取ったのです。

まずは、、、アンフィールド

遠藤航選手が所属するリバプールは自分の好きなチームで、ここはその本拠地。
中でお土産を買ったり、ツアーに参加したりもできるのですが、朝早いので断念

 

リバプールビートルズが誕生した街でもあります。

よくぞこの才能が同じ時期に同じ場所に集まったものです。

もしくは、そこそこの才能だったものが、出会うことで磨かれてすごいものに出来上がったのかもしれません。

とにかくこの街にはその手の遺産がたくさん残っておりまして。。。

 

ジョージハリスンの生家。
普通に人が住んでいます

住んでる人に自覚はあるのでしょうか。

 

有名な曲「ペニーレーン」

よく盗まれたらしく、いまはガッチリ固定されています。

こちらも有名な曲のモデルとなった「ストロベリー・フィールド」

ジョンレノンの家のすぐ近くにある孤児院です。

つい最近まで閉鎖されていたようですが、現在は中に入れて、カフェでお茶などできるようです。
朝早くてまだ開いてませんでしたが、入場料2200円なので、開いてても入ったかどうだか・・・

 

ポールマッカートニーの家

ジョージハリスンの家

ビートルズ好きの人にお土産を買って行ったのですが、

「ジョンの家の前の小石でよかったのに・・・」
と言われて、うむむ、、、確かにそうでした

特にジョンの家は工事をしていたので、外壁の塗料のかけらとか、敷地に生えている木の葉っぱとか、そんなのをもらってきた方がよかったですね・・・

 

住宅街をごちゃごちゃ走っているうちに、もう10時前になってしまいました。

はやくこの街中から脱出せねば・・・

英国バイク旅31 フェニックスホテル リバプール


リバプールの街中にあるフェニックスホテル。

きれいで格安のホテル6700円。

到着したのはギリギリ22時ちょっと前でした。

駐車場はあるのかな、皆さん路上駐車で、ホテルの前にバイクを停めていたら、中に入れていいよ、と言われたので、テラス席の真ん中に突っ込みました

チェックインは若くて感じのいいお兄さんが対応。

最初に

「予約するときにホテルの規定は読みましたか?」

と聞かれたので、「ん?」と思いながらも、

「読んだよ(全部じゃないけど)」

「そう、オッケー。じゃあ150ポンドのデポジットがあるので、カードと写真付きの身分証明を見せて」

「え、、、」

カードに仮で登録されるだけで、何もなければ引き落としはされない、というようなことを話していて、それはよいとして、、、

ただお金が返却されるのには1~2週間かかるという。

2週間後なんて帰国してるので、交渉は電話でしかできません。
旅行者と知って、騙そうとしてるんじゃ?
もしくは、安い値段に釣られてくる旅行者のカード情報などを闇サイトに売り飛ばすとか

最初に「規則は読んだか?」と聞いてきてるのもなんだか怪しいし。

とはいえ、この兄ちゃんそんな悪いヤツには見えないし、当日キャンセルは宿代は返ってこない。

この時間からホテルを探すのはちとキツイ。

そういえばレンタカーを借りるときもデポジットはあったはず。

悩みましたが結局泊まることにしました。

 

部屋に着いて、よくよく考えたらやはり心配になってきました。

カードなんて日本では使うことは皆無なので、カードの番号をメモされるということに免疫が無いというか。。。

TさんやHさん聞いてみたところ、Tさんがいろいろ調べてくれて、他にもデポジットを取られたとクチコミに書いてる人が居るということだったので、自分だけではないと思うとちょっと安心しました。

Tさんの推測ですが、近くにリバプールのサッカースタジアムがあり、器物を壊したり暴れたりする過激なファンがいるので自衛策としてるのではないか、とのことでした。

いろいろあったので落ち着きませんでしたが、これが無ければ、安くてきれいでとてもいいホテルです

ただお風呂は無かったと思います。

あとで気付いたのですが、チェックインの時間を勘違いしていたようです。

22時までに到着すればよいと思っていたのですが、実は20時までと規定に書いてあり、どうやら前日泊ったホテルの記憶とごちゃ混ぜになって勘違いしてた模様

フロントのお兄さんが「規定は読んだか?」と聞いたのはおそらくコレのせいでしょう
すみませんでした

 

翌日、チェックアウト前に部屋を確認してもらい、デポジットは取らないということを確認して出発。

帰国してから確認しましたが、150ポンドは取られてはいませんでした

英国バイク旅30 湖水地方へ

ここが、湖水地方で一番美しいと感じた場所。

近くにはそそり立つ山々と、うねうねとうねりながらきらめく川の流れ、広がる緑、視線の奥にはかすむほど遠くまで続く山の連なり。

ほとんど人の手が入っていない大自然の、ただ中にいる実感があります。
写真ではなかなか伝わらないですね。。。

 

反対側はというと、、、

氷河が削ったと思しき緑のU字谷、しかありません。。。

地の果てに来たような孤独感と未知への高揚感がないまぜになった複雑な感じ

こんな場所が、あったんですね。。。

細い道が、あるがままの地形に沿ってどこまでも続いています。

誰もいない、聞こえるのは風の音だけです。
生きてる間に、こんな光景に出会えるとは・・・

 

素晴らしい風景の中を噛み締めるようにトコトコと登り、頂上に出ました。

まだ続きます。
楽しい。。。

このままここで一泊していこうか、とも思ったのですが、明日ロンドンまで帰らないといけません。

後から考えたら、別にそうしても良かったとも思いますが、、、

一日を高速道路を走るだけで終わらせたくなかった、というのもあり、リバプールに宿を取りました。

 

その前に、ケズウィックの街でご飯を食べることにしました。
さすがにちょっと力の出るものを食べないと危険な気がします

でも結局入ったお店はフィッシュアンドチップスですが。。。

でもちょっと奮発して、チップス(ポテトフライ)のLサイズ(800円)とミートパイ(1200円)を注文。

これで2000円とは・・・でもLサイズのデカさはありがたいです。

 

ミートパイ・・・うまい!!

うますぎる!!

サクサクの生地にねっとり濃厚な味付けと肉のうまみ。
体中のすべての細胞が喜んでいる気がしました

まだ明るいですが、けっこうな時間です。

リバプールに向けて、後ろ髪惹かれながらも、満ち足りた気分で出発です。

英国バイク旅29 湖水地方へ

ピーターラビットの作者、ベアトリクス・ポターさんがこよなく愛した湖水地方

印税で広大な土地を購入し、一切手を加えない、ということを条件にナショナルトラストに寄付されました。

そのおかげで、この特徴的で美しい景観が今も保持されています。

ありがとう、ポターさん

 

主要道から外れたら、どんどん登り始め、、、

はるか下にウィンダミア湖が。

 

そして反対側には新たな湖が。

このぐにゃぐにゃ道・・・

なんでこんなに好きなのか分かりませんが、なぜかこのうえなく美しく感じる

 

ウールの店の看板があったので、おみやげを探そうと脇道に入ったら・・・
イギリスに来てまでダートとは・・・

結局オリジナルではなく、普通の既製品のお店でしたので、高かったのもあり、買わずに出てきました

 

開けた場所に出ました。

ほんのちょっと走るだけで、コロコロと景色が変わる。

いろんな顔を見せるのも、湖水地方の魅力かもしれません

 

なぜにはげ山?
それほど標高が高いとは思えないのですが、木が生えないんですかねぇ

この独特の地形は氷河に削られたものなんでしょうか。

日本ではまず見られない光景です。でも昭和新山っぽい?ちがうな。。。

 

湖と山と緑が織りなす美しい風景。

絵本の中にいるようで、ずっとここに居たい気持ちになります。

 

ただ選んだルートは、こんなきれいなところばかりではなく、普通の山道も多い。

細くてぐにゃぐにゃ曲がっているのでかなり疲れます。

クルモック湖(Crummock Water)湖畔で休憩。

例のパンを取り出してモグモグタイムです。

しばらくすると、湖で舟遊びをしていた男性が上がってきて話しかけてきました。

「バイクは気持ちいいでしょ」

「いやぁ、ホントにいい所ですね。気持ちいいし、景色はきれいだし。でも寒いのがね。。。」

「そうだね、ちょうと寒いかな」

「よく泳いだりできるね」

「動いてるからね。実はボクもバイクに乗ってるんだ」

しばらくバイク談議に花が咲いたところで、

「ロンドンまで高速道路で帰るのかい?」

なんとなくピンときました。

この人はボクと趣味が似ているようだ。

「いや、ホントは高速やA(日本では国道クラス)道路は走りたくないんだけど、時間が無いから高速で帰るよ」

「そうだね、バイクで走るなら小さな道(Little Road)がいいよね」

わざわざ日本から来て、この誰も来ない狭くて細い道を走って、道端に座ってパンをかじってるなんて、そうはいないでしょうけど、でもそういうのが好きで共感してくれる人もやはり世界中にいるんだ、ということが実感できて、ちょっと幸せな気分になったのでした

 

 

 

英国バイク旅28 湖水地方へ The Old Post Office Tea Room Troutbeck


ブラックプールを出て、リバプールに向かいます。

天気はまずまずで、高速道路を快調に走り、走りながらちまちま考える。

湖水地方に行けなかったのは残念だった。

天気が悪かったので仕方がない。

バイクの旅も明日で終わり、明後日は余裕を持って帰るので、あまりゆっくりはしていられないとすると、ゆっくり回れるのは今日で最後か~

湖水地方に行くつもりでけっこう無理して北に上がって来たけど、もったいなかったな。

リバプールまではマン島行きのフェリーに乗るためにどのみち来ないといけないので、どうせ湖水地方に行かないなら、こんな遠くまで来なくても、もう少しロンドン近くをウロウロしてもよかった。

バイクで湖水地方を巡る、というのが当初の目的だったので残念だ。

「イギリスでバイクに乗ってきたよ」

「へぇ~、どこまわってきたん?」

湖水地方とかコッツウォルズとかいろいろ」

湖水地方。。。、を、バイクで走るのが目的でここにいるのでした。。。

いたたまれなくなって、サービスエリアに入る。

雨が降っててもいいので、バイクで湖水地方を走りたい・・・

地図を見てみると、ブラックプールから湖水地方まで、たったの30分でした。

これまで30分走ったので、1時間もあれば湖水地方に行ける!!

ちょっと戻るけど、心残りを残したくない、行くなら今しかない。

 

ということで、なんか無駄の多い旅ですが、湖水地方に行くことにしたのでした。

そして・・・

いやぁ、戻ってホントによかった

大正解でした。

 

天気は上々。

きれい。

気持ちいい。

しあわせ。

以前来た時は湖をぐるっと回っただけで、きれいな避暑地、くらいにしか思っていなかったと思います。

でも本当の良さはそこではなかったんですね。。。

 

例によって、人が集まる観光地は避け、細い道を辿っていくと、、、

美しい風景が広がっています。
いやぁ、ホントに来て良かった

戻らなかったら、今頃悶々としながらどこかの曇り空の下を走ってたと思います。

狭い道をトコトコとのぼっていくと、、、
カフェを発見!!

行きたいと思ったら、あと先考えずに行く、というのが今回の旅の法則だということに気付いたので、
もう迷いません。ノーモアハンギングストーン

 

紅茶とケーキを注文。

外のベンチで待っていると持って来てくれます。

むちゃくちゃ甘い、、、けどおいしい

 

ここはウィンダミア湖の東の山を登ったところにあり、高台なので、さほど視界が開けているわけではありませんが、気持ちの良い場所です。

満ち足りた気分で英国を堪能しました

卵が売られていました。
卵かけごはん、食いたい・・・

英国バイク旅27 火を使わずインスタントラーメンを食らう

ガスの規格が合わず、日本から持って来たコンロが使えないせいで、これまたたくさん持って来たインスタントラーメンが宝の持ち腐れになってしまっています

コンロさえ使えたら、暖かいラーメンが食えたのに・・・

カップ麺を一個くらい持ってくるんじゃったなぁ。。。

ん??

何が違うんだろう、インスタントラーメンとカップ麺。

インスタントは火を通さないとダメ、ということなのですが、麺自体の見てくれはあまり変わらない。

もしや・・・??

ダメ元でちょっと試してみました。

 

インスタントラーメンを半分に割り、温めてあったホテル備え付けのカップに入れます。

そこに熱々の熱湯をそそぎ待つこと5分。

パッと見はいい感じ

スープを入れて食べてみると・・・

「う~ん・・・」

もさもさしている。

食べれないことは無いですが、麺の歯ごたえはいま一つで、カップ麺とは違いますね。

やはり熱を加えた本来の作り方と比べたら、かなり劣ります。

ただ、熱いスープが体中に沁みわたる。。。

「うまい!!」

2個目の半分は混ぜそばにしてみました。

ちょっと味が濃すぎました・・・

ガスは無くとも、これでなんとか飢えはしのげそうです。

でも2日連続でコレはイヤだなぁ。。。

英国バイク旅26 ブラックプール ノーブレックキャッスルホテル

この日の宿はブラックプール(Blackpool)に取りました。

この海沿いの街、なぜか宿が軒並み低価格なんです。

湖水地方に行こうと思っていたのですが、今日も明日も天気が悪いし、手ごろな宿は相部屋のゲストハウスしかないんですよね。。。

それで、天気が良くて個室でゆっくりと暖まれる宿のある街にしたわけです。

 

途中の名もない細い道で休憩。

例のパンをかじります。
あぁ、今日こそは暖かいものが食べれると思ったのに・・・

羊たちがこちらを見てる。

何をするでもなく、ただただこちらを見てるだけなのですが、見られると気になってしまいます。

「何か用? 何見てんの?」

と話しかけてみても、特に反応は無く、羊語が話せたらいいのにと思う。

 

陽が暮れかけてきました。

この蜂蜜色の時が一日のうちで一番好きな時間帯です

朝一番の陽の光もいいのですが、爽やかで濁りが無く純粋過ぎて、、、

それよりも、悲喜こもごもまぜこぜになったような、どことなく寂しげな、懐かしいような濃密な光に包まれる夕暮れ時が、なんとなく落ち着くんですよね~

海に出ました。

陽が沈む。。。

 

ノーブレックホテル、一泊6000円。

近辺にはこの価格帯のホテルがたくさんあります。

その中で、冷えた体を暖められる風呂があって、かつ安い所を探しました。

のはずだったのですが、、、

 

駐車場代が別途4ポンド(800円くらい)取られました・・・

これはまだ良かったのですが、、、

部屋に入って荷物を置いて、

「ふぅ~」

と一息。
今日もよく走ったなぁ~

ん? なんか寒いな・・・

見回すと、このクソ寒いのに窓が開いている

確かに、半袖の人とか普通にいるので、仕方ないか。

ぶつぶつ言いながら窓を閉めようとしたが、、、閉まらない。
いろいろ考えたけど、どう見てもロックする機構が壊れています・・・

「またか、、、今日もまたついてないな、なのか、この価格帯のホテルはおしなべてダメダメなのかな。。。」

フロントに行って話しましたが、担当の若い女性はペラペラしゃべって何のことか分からない。

何回か聞きなおしていたら、次の客の相手をし始めた・・・
「そりゃないぜ・・・」

しつこくもう一度列に並ぶ。

そして再チャレンジ。
昨日のこともあり、ちょっとしぶとくなって、自分なりに成長したようです

どうやら23時に修理に行くから待っとけ、と言ってるらしい。

ちょっと待て、、、あの寒い部屋で2時間も待つのはつらいぞ。
もっと早くできないか交渉しようとしたら、次の客の相手を始めた。。。

「こいつはダメだな」

英語が喋れない人はバカだ、と思っている人が英国にはたまにいるのですが、この女性はそのうちの一人のようです。

と、そこにもう一人男性がフロントに現れ接客を始めました。

「にいちゃん、ナイスタイミング!!」

そちらに並ぶ。

自分の前の客が終わった時、先のフロントの女性がおそらく上司であろう男性に説明を始めました。

ヤバいと思ったのか報連相なのか不明ですが、「そんなことするくらいなら最初っからしっかり接客せいや」と少しイラっとしたものの、説明する手間が省けてよかったです

同じく23時まで待て、というので、寒いからもっと早くしてと頼みましたが、「ゴメン、できるだけ早く行くから」というだけ。。。

ただ紳士的な対応なので、こちらも淡々と話を進めます。

「じゃあ別の部屋に替えてもらえない?」

当然至極の次の一手ですが、相手は一瞬キョトンとした顔をして、でもすぐに調べてオッケーしてくれました

日本と違って、そういう対応は考えられてないんでしょうね。

なので教育もされず、当然マニュアルもない、責められないです。

 

少々狭いけど快適な部屋。

当然お風呂付き

これで6000円+800円なら十分オッケーですね。

あぁよかった~

あの寒い部屋で23時まで待つなんてありえないっす。

荷物を置いて、街になにか買いに行こうと思っていたのですが、窓のごたごたで遅くなってしまったし、なんか気力も失せてしまいました。

ガスコンロが使えたらなぁ。。。